ボッカとロッカ

This is a work of fiction.

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 いつもおしゃべりありがとう。

 僕にはそれがよくわからない。言葉が。だから、ごめんなさいとおもう。

 この手紙は、借りた機械でもって書きます。

 

 僕は山たちに登ります。

 山の僧侶、山小屋の主に、荷物や手紙を届けるは、仕事です。

 この仕事をはじめたは、二年たちます。他の山たちに登ったのです。今まで。この山たちは、はじめてです。いい山たちです。

 

 僕の故郷の国は、未成年の人間と、話すは禁止です。この国はどうですか?わからないから、手紙です。ほんとうは手紙もよくない。だから焼いてほしい。どうか。

 

 僕は、かつて、写真を撮っていました。僕は写真をずっとずっと撮るがしたかった。

 ずっと撮って、僕は機械になりたかった。

 けれど、機械になれませんで、ボッカになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ベッドの上で、もう何度も読み返した紙を胸に抱き、ロッカは天井の惑星たちに灯りを灯す。黄緑色に光る星たち。それらよりずっと光っているこの胸の手紙。今、宇宙に手紙の星が誕生しました。ロッカは思う。火気厳禁、火気厳禁!私は手紙の星のたった一人の住人で、勇敢な消防士です!